学芸員資格を希望する方にとって、この悩みは重大です。
大学で学ぶ学芸員の資格取得過程には、最終的には「博物館先へ実習」することが義務付けられています。ただ、この博物館実習は場合によっては断られてしまう場合も多々あり、博物館実習先が見つからないという学生も多くいます。
もし博物館実習を受けることが出来なかった場合には、学芸員資格を取得することが出来ずに大学3~4年間の努力が水の泡となるでしょう。
そこで、もし博物館実習先が見つからな場合の対策を以下よりご紹介します。
目次
- 博物館実習先が見つからない場合の対策
- もっともオススメの解決方法は?
- 他県の博物館先へ実習するメリット・デメリット
- 他県での博物館実習は本当にオススメか?
- 遠方の博物館実習でオススメなサービス
- まとめ
博物館実習先が見つからない場合の対策

博物館実習先が見つからないという方にとっては盲点という対策をズラリと紹介します。
他県の博物館先を希望する
博物館実習先が見つからないという方は、もしかすると自分の住んでいる県。または市町村しか実習先を調べていないのではないでしょうか?実は他県や他の市町村を調べてみると意外にも多くの博物館実習先を調べることが出来ます。
でも他県の博物館実習先は、その県や市町村の人しか希望を出すことが難しいのでは?と疑問に感じている人もいるかもしれませんが、全然そんなことがありません。
確かに在住の学生を優先、または条件に掲げている博物館もありますが、他県の学生でも問題なく受け入れる博物館も存在しています。もし自分の住む地域で実習先が見つからない場合には他県も検討してみましょう。
先生にお願いする
博物館の講義を受け持つ大学の先生は、もともと博物館の学芸員という方が多いです。
そういった方々は自分の勤めていた博物館や他の博物館とコネクションを持っているため相談を持ちかければ、もしかしたら実習先を紹介してくれるかもしれません。ただ必ずという訳ではありませんし、何よりお忙しい先生方へのお邪魔にもなるので場合によっては慎んむことも考えましょう。
友人・OB、OGに聞く
同じ博物館の講義を受けている学生、または卒業したOBやOGに聞いてみるのも良さそうです。
彼らも博物館実習先について詳しく調べていたはずです。もしかしたら自分の知らない博物館実習先を知るキッカケになるかもしれません。
しかし当然ながら既に受け付けを締切している可能性が高く、OB・OGへ聞いた博物館実習先に至っても今日まで実習先を受け付けているかは不明です。あくまで参考程度に留めておきましょう。
自分で開拓する
これは本当に最終手段として検討してください。
博物館実習先が見つからない学生の中には自身で実習先を開拓するという大胆な行動に出る学生もごく稀にいます。しかし、これは博物館側にとって褒められるような行動は少し言い難いです。博物館について学んできた方々ならお判りになりますが、博物館はとても忙しく、何より博物館実習は善意で行なっているところが多いです。
もし、どうしても実習先が見つからない場合を除いては「自分で開拓する」という手段は避けましょう。
もっともオススメの解決方法は?

もっともオススメする対策は「他県の博物館先を希望する」方法です。
なぜなら、これが一番周りに迷惑をかける必要も少なく、見つかればほぼ確実に決まる可能性が高いためです。(実習先の博物館に至っては「面接」を実施する場合もあります)
しかし、もちろん他県の博物館実習先を希望するのはメリットだけではありません。デメリットも存在します。では他県の博物館実習先を検討した場合のメリットやデメリットは具体的にどのようなことが考えられるのかご紹介します。
他県の博物館先へ実習するメリット・デメリット

他県での博物館実習はオススメですが、メリットとデメリットがあります。
では、どのようなメリットとデメリットがあるのか具体的に解説していきます。
メリット
他県の博物館で実習することは実習が決まりやすい他にもメリットがあります。
他県の歴史・自然環境に触れらる
他県の博物館で実習するということは、その地域の歴史や自然と触れるという事になります。
博物館でなら、なおさらです。
博物館学芸員を目指すのならば少なくとも歴史や自然などに興味関心が高い方が多いでしょう。そんな方々にとって他県の歴史や自然を学べる博物館で実習するのは知的好奇心がくすがれて実習を楽しめるはずです。また卒業論文の内容へ助けとなる研究材料も見つかるかもしれません。
ちょっとした観光気分に浸れる
もし博物館実習で現地へ滞在する必要があった場合、他県で観光することも可能です。
博物館によっては実習の間に休みを入れる場合があります。その間に他県の名所を回れることも可能です。
他県でアクティビティを楽しむのも良し。美味しい食事を楽しむのも良し。普段は交流できない人と楽しむのも良しです。せっかく他県にまで来たのですから楽しんで帰りましょう。
ただ一番大事なのは「博物館実習」です。はしゃぎ過ぎて実習を疎かにしないようにしましょう。もちろん遅刻は厳禁です。
もし休みがない、休みは別のことに集中したいという方は実習の前日か実習が終わった後に楽しむのはいかがですか?
他県の学生と知り合える
他県の博物館実習に来たのならば他県の学生とも知り合えます。
普段では中々知り合う機会がない他県の学生と交流することは魅力です。それに博物館や歴史、自然、科学、動物など共通するテーマがあるので話が盛り上がりやすいです。他県での博物館実習を機に新たな出会いと交流を深めてみましょう。
デメリット
もちろん他県の博物館実習はメリットだけではありません。以下よりデメリットもご紹介します。
お金の負担
当然ながらお金の負担がかかります。
他県で博物館実習を希望する場合、避けては通れない課題です。
具体的にどのような料金負担があるのかというと一位は「交通費」です。
他県という遠方へ実習に行く場合、通常よりも交通費は高くなります。
また、それよりも遠く「新幹線」や「飛行機」での移動が必要な場合には、これら料金がかかります。
さらに現地で滞在するホテルや旅館などの「宿泊費」。食費や洗濯などで発生する料金。また実習先の博物館まで向かう移動費用などお金は結構かかります。
遠方の場合には最低でも「50000円以上」はかかると想定しておきましょう。
移動の負担
お金の負担があれば「移動の負担」もかかります。
他県の博物館にまで行くのは通常の移動より時間がかかり、早起きが必要となります。それ以外にも普段慣れていない交通手段を取る必要があったり、慣れない道を移動する必要があります。
また滞在する場合においても移動の負担はかかります。
滞在場所まで移動する負担です。特に飛行機だと手続きに時間を食ってしまうかもしれません。夜間バスの移動ならば、夜遅くの移動を余儀なくされます。
他県の博物館で実習する場合、移動の負担は避けられません。自分の体力と相談しながら効率の良い移動手段を考えましょう。
首都圏は難易度が高い
博物館実習先でもっとも実習先の希望が多く出されるのは「首都圏」です。
特にダントツで高いのが「東京都」です。
東京都は博物館実習を受け入れる博物館が多い反面、人口も高いため一つの博物館に応募が殺到します。このような事から東京都在住者を除く方々は東京都など首都圏、人口の多い都市圏は候補として除いてみることをオススメします。
他県での博物館実習は本当にオススメか?

おそらく他県での博物館実習でネックとなる部分は「わざわざ他県まで実習するの?」ということだと考えられます。確かに友人が近くの博物館で実習が決まっているのと比べると自分だけ遠くの博物館で実習へ行くのは損な気分に感じられるかもしれません。
しかし、他県での博物館実習+観光と考えてみてください。実習に行くだけでなく他県へ観光にも行ける、そう考えてみると気持ちは少し楽になって来ませんか?むしろ楽しく感じてこないでしょうか?
実習も大事ですが、遊ぶことも大事です。せっかくの博物館実習だからと言って肩に力を入れず、楽しむ気持ちで行ってみてはいかがですか?
もちろん実習を真面目に受ける前提での話です。
遠方の博物館実習でオススメなサービス

他県での博物館実習が決まった際、長期での滞在が必要になる場合があります。遠くの博物館になればなるほど、その可能性は高いです。そんな方のためにオススメのサービスをまとめてみました。以下のサービスを参考に他県での博物館実習を効率的に、楽しくしましょう。
移動
他県での博物館実習で、もし別の地方にまで飛ぶ必要がある場合には「飛行機」に乗る必要があるかもしれません。そんな方にオススメなのが「国内格安航空券予約サイト スカイチケット 」です。スカイチケットなら飛行機での移動を通常よりも安くお得にすることができます。

また飛行機に苦手意識を持つ方や、飛行機よりも安く移動したいという方は夜間バスという手段があります。そして夜間バスの登録でオススメなのが「バスリザーブ」。バスリザーブなら最安値の路線を格安で、しかもバスタイプ別・エリア別・シート別で選択することが可能です。
滞在
長期での滞在となれば、当然ながら宿泊する必要があります。
そこでオススメなのが「カプセルホテル」です。カプセルホテルなら通常の宿泊よりも2倍以上も安くお得に済ませることができます。
もちろん食事ができない、プライベートな空間を保てないという方もいるかもしれませんが、最近では漫画を取り揃えていて最新の漫画雑誌を読むことができたり、テレビがあったり温泉が綺麗だったり、マッサージチェアがあったりと快適な空間になっています。
食事についても食事スペースがあったり、食事を購入できる自動販売機があるなど思っていた以上に過ごしやすい空間になっています。
もちろん、女性の方にもカプセルホテルはオススメです。最近では女性限定のカプセルホテルも登場しているので、男性のいない安心した環境で泊まることができます。
そんなカプセルホテルを予約するのにオススメなのが「Yahoo!トラベル」です。
様々なホテル予約サイトを比較してみたところ、こちらの見解では「Yahoo!トラベル」がもっともカプセルホテルが多い印象でした。またYahoo!トラベル
ならポイントも付きます。長期になればなるほどお得です。だいたい一週間以上で2000円分のポイントをゲットできるはずです。

それからYahoo!トラベルでホテル予約をする際にはせっかくなのでYahoo!のクレジットカードに新規登録しておきましょう。「Yahoo! JAPANカード
」に新規登録すれば約5000円分以上のポイントが手に入るので、これでホテル代をお得に安く済ませることが出来ます。
また最近ではもっと安くホテル予約できるサービスも誕生しています。
「Cansell(キャンセル)」というホテル予約サービスなのですが、こちらは宿泊する予定だったホテルの予約権を売買することができるサービスで、通常よりもホテルを安く泊まることができます。まだ誕生したばかりのサービスなので機会があったら検討してみてはいかがでしょうか?
そして注意事項ですが、
ホテル予約は早めに済ましておいてください。特に通常のホテルは夏休みに予約が殺到します。1ヶ月前でもホテルの予約が取れないという場合があるので余裕を持ってホテル予約を済ましておきましょう。ただカプセルホテルの場合だと長期の予約でも簡単に予約できます。もし通常のホテルで予約が取れない場合にはカプセルホテルも検討しておきましょう
スーツケース
移動、宿泊ときて肝心な物を忘れてはいけません。
それは「スーツケース」です。
もしかすると直前までスーツケースがない、または壊れてしまった、高くて買えないという方がいらっしゃるかもしれません。そんな時にはスーツケースをレンタルしましょう。スーツケースのレンタルでオススメなのが「【DMM.com】スーツケースレンタル」です。
「【DMM.com】スーツケースレンタル」ならスーツケースを購入するよりも安くスーツケースを手にすることができます。普段スーツケースを使うことがない分、こうして使う機会だけ安く利用できるのはお得で便利ですが、心配はあるはずです。
もしかしたら汚れているスーツケースをよこされるのではないか?すぐ届くようになっているのかなどなど...
その点は大丈夫です。
【DMM.com】スーツケースレンタルは、品質を徹底的に管理するために必ず洗浄・殺菌処理を行なっています。また商品の発送についても最短で2日で自宅までに届きます。おまけに大手ネット企業「DMM」のブランドなので信頼性は高く安心です。

あると便利な物
例えば博物館実習中に何か撮影が必要な場面に遭遇するかもしれません。遺跡や生物、展示品からバックヤードまで。スマホでも良いですが、せっかくなら良いカメラで撮りたいですよね。そこでオススメなのが今流行りのカメラ「GoPro」です。
でも実習のためにわざわざ「GoPro」を購入するのはお財布的にキツイと感じるかもしれません。
そんなあなたには「Rentio(レンティオ)」でお得にカメラをレンタルしましょう。レンティオなら、通常のようにカメラを購入しなくても格安でレンタルすることができます。だいたい安くて3泊4日で4000円未満でレンタル可能です。もちろん、他のカメラもレンタルできます。
カメラの実習中にはもちろん、実習期間中か実習後に県外での観光で「GoPro」を利用することも考えていいかもしれません。
そしてもう一つ欠かせないのがWi-Fiです。
宿泊中にWi-Fiが備えられているところもありますが、万が一ないという場合もあるかもしれません。備えあれば憂いなし。そんな方にオススメなのが「【WiFiレンタル本舗】」です。【WiFiレンタル本舗】
では国内用のポケットWi-Fiを1日単位で税込360円という格安でレンタルすることができます。博物館実習はだいたい1週間程度なので、3000円未満でレンタルすることが可能です。
まとめ

博物館実習は学芸員資格を取得する上で欠かすことが出来ません。万が一、自分の住む自治体で博物館実習が取れないという場合には他県の博物館も検討してみるのをオススメします。また他県の博物館実習先を探す際には以下のリンクがオススメです。
【日本全国】学芸員資格の博物館実習まとめ - DoquToru
それでは、良い博物館実習先が見つかることをお祈りしています。
たった一度の博物館実習を真剣に、そして楽しく学んでいきましょう。